勤務校名:広島県立広島工業高等学校
担当学科:土木科
工業科の先生になろうと思ったきっかけは?
自分自身も工業高校出身であり、昔から先生になりたいと思っていました。私の長所は、悩んでいる人に寄り添い、励ますことができるところです。工業高校の生徒は卒業後の進路選択として就職するか進学するか、どちらの場合でも、具体的にどこの企業、大学に進むか悩む時期がきます。それは、人生において大きなターニングポイントとなります。未来のある生徒たちのサポートが少しでもできればと思い、工業高校の教師を目指そうと思いました。
工業高校の生徒のここがすごいなと思うところは?
何事にも素直に聞き入れ、取り組むこと
工業高校の生徒は普通科高校の生徒に比べ、専門性が高いこと
元気がよく、校内で挨拶が飛び交っていること
工業高校の先生になってからの工業高校の印象は?
工業高校の生徒は、何事にも一生懸命に取り組むことができ、クラスや学科の団結力が高いと感じています。授業や実習を通じて専門的な知識だけでなく、社会人として必要なスキルについても教育することが重要だと感じました。また、先生になってから改めてものづくりが好きなんだと再認識できました。
これからの工業はどのようになっていくと思いますか?
近年、社会ではAIや自動化が進んでおり、大半の作業は機械で代用できるようになっています。しかしまだ、エラーを解消するのは人間の力が必要です。そんな時代だからこそ、機械がどのように動いているのかといった原理を理解することが重要となります。工業高校は、工業に関する基礎的な知識や技術を丁寧に学ぶことができます。最新の技術や機械に触れながら、同時に基礎的基本的な原理を学べる工業高校に対する需要が高まるべきであると思います。
中学生に向けてのメッセージをお願いします
皆さんの身の回りにあるものをパッと思い浮かべてみてください。建物や車、筆箱やシャープペンシルまで、あなたの周りにはたくさんの工業製品が存在しています。工業高校では機械や電気、建築や土木、工業化学など、学科によって学べる内容は様々ですが、そのどれもが、あなたの生活を支えるものです。工業高校には分かりやすく丁寧に教えてくれる先生がたくさんいます。将来、ものづくりに携わる仕事がしたい!と思っている生徒のみなさん。ぜひ一度、工業学校に足を運んでみてください。将来の日本を支える生徒の皆さんの成長を願っています。一緒に頑張りましょう。